清本園は、昭和40年に現在の千葉市中央区松波町で、お茶と海苔を販売する店として創業しました。元々米と落花生を栽培する農家だったことから、作った落花生を焙煎してもらい販売するように変化していきました。
その後昭和53年頃からピーナツペーストの製造を始めました。当初はペーストにするのも、ひき肉を作るミートミンサーのような手回しの機械で磨り潰していましたが、卸したものが美味しくないと返品された事もあったようです。
私が入社して、チョコレートの原材料のカカオを磨り潰す機械を25年位前に導入し、味も改良して、ようやく今の商品が完成しました。
完成当初は落花生の値段は今より安く、美味しい商品だということで、百貨店との取引が始まり、テレビの取材まで来てくれました。
清本園のピーナツペーストは、千葉県産の落花生を原材料に使って他社に先駆けて販売をした商品です。その味を守るため、厳選した千葉半立種のみを使って、ピーナツペースト用の煎り方でコクと香りを出しています。そのこだわりを評価いただき、2016年には千葉市「食のギフトコレクション」で審査員特別賞を受賞しました。自信作のピーナツペーストとそれを使ったマドレーヌを是非お試しください。