手作りのHTMLのサイトも有れば、全てをCMSによる動的ページで構成しているサイトも有ります。
何となくではなく、更新頻度や定期的なメンテナンス予算の可否などによって、何で作るべきなのかを考えなければなりません。
最近は、『自分達で更新したいし、安く作れると聞くからWordPressで』という希望をよく聞きます。
確かに自分で更新する形にしようとすれば出来ますが、実際は多数のクライアントは完成後ほんの一部の更新しか行っていません。
以前CMSについての記事でも述べた通り、フルCMSサイトは改ざんリスク(乗っ取り)・障害リスク(アクセス障害)・関連機能のアップデート阻害・立上げ後のメンテナンス代(定期的に必ず発生)といった多くの課題を抱えています。
一部しか機能が必要ないのに、これだけのリスクを抱えるのは割に合わないでしょう。
実際のところ、更新する箇所・更新頻度が大したことがないのであれば、必要な所にだけ最適なツールを組み込んだり、通常のHTMLサイトにして都度更新依頼をかける形のほうが、トータルで見ればコストもリスクも抑えられるのです。費用も確保できるし、全てのページの更新が必要だということであればフルCMSサイトも選択肢として見ることが出来るでしょう。
障害やコストが絡むため、とても重要なことです。