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チバビズドットコム制作委員会がご紹介します。

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バックナンバー(37~48)
キャッシュ
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1.キャッシュとは
ブラウザが一度表示したWebページのデータを保存して、次回以降にも同じデータを表示することで表示する時間を短縮できる仕組みのことです。
ブラウザキャッシュとサーバーキャッシュと呼ばれる種類があります。
ブラウザキャッシュはその名の通り、ブラウザにWebページのデータを保存しておくものです。
サーバーキャッシュはブラウザからサーバー側にあった要求を保存しておくものです。
2.キャッシュのメリット
キャッシュのメリットは閲覧者の快適な表示と、通信量の削減です。
ブラウザとサーバの間の通信を省いたり、サーバでのデータの生成を省いたりすることができます。
閲覧者側としては表示されるまでの時間が短くなり、通信量も減る為、通信利用料の節約にも繋がります。サーバや通信回線側としては全体の通信量を減らすことができる為、大量の通信を行うことによる物理的な負担や混雑を避けることができます。
3.キャッシュのデメリット
キャッシュによる弊害として、頻繁に見ているページに関しては内容が更新されても以前の情報を表示してしまい、最新の情報をすぐに見れない場合があります。
確かに更新したはずなのに変わっていないという連絡が来たといったケースはキャッシュが原因です。
再読み込みや履歴削除により最新の情報をあらためてダウンロードさせることで通常は解消されます。デフォルトでは一定期間が経過すると削除されたり、一定容量を超えた時点で自動的に削除されるのが通常です。
ブラウザに因って操作方法は共通ではありませんが、Windowsであれば『ctrl + F5』や『Shift + F5』等で実行される強制リロード(スーパーリロード)と呼ばれる操作はキャッシュを無視して強制的に最新のデータを再ダウンロードします。何度再読み込みをしても変わらない場合はまず強制リロードを試すのが良いでしょう。
キャッシュは通信量を減らす意味では大きな恩恵がありますが、最新の情報を見逃す場合があるというデメリットもあります。不便さを感じる様ならブラウザのキャッシュの設定で保存期間を設定できるかなどを確認して設定してみるのも良いでしょう。
次回は、Cookie(クッキー)についての情報の掲載を予定しています。
(2021/9/10)
サーバ情報の管理
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1.サーバ情報
一般的にサーバ情報が指しているのは下記のような内容です。
  • (1)契約サーバ会社・契約サービス名・契約プラン名
  • (2)サーバ契約月・ドメイン契約月・SSL契約月
  • (3)手続きページのログイン情報(ID・パスワード)・設定画面のログイン情報(ID・パスワード)
どれも、契約・開設された際にサーバ会社から支給されているはずです。
メールでデータを受け取るか、郵送で受け取るかを選べるのが一般的です。
2.一般的な情報管理の実態
よくあるのが、手続きをしたいけど『ログインするための情報』が分からないというご相談です。
一部の情報だけが分からないという程度であれば、契約先のサーバ会社に問い合わせをすることで開示または再設定で解決できる場合が多いのですが、契約しているサーバ会社自体が分からないとなると問い合わせ先を調べるところからになります。
普段は使用することが滅多になく、取り出すこともないので、何処にしまったのか分からない、もしかすると捨ててしまったかもしれないという状況になられている方がたくさんおられます。
分かりやすい情報であれば整理しておくことも億劫ではないのですが、馴染みのない情報なのでつい何となく放置してしまうケースが多いようです。
3.情報を管理できていないと
サーバの重要な機能拡張やサーバ機の載せ替えなどは定期的に発生するものですが、内容によっては手続きやサーバ設定が必要な場合があります。
この時にログイン情報が分からなければ、当然手続きや設定を行うことが出来ません。
場合によってはサイトの停止やメールの使用不可など、業務に多大な影響を及ぼすリスクを孕んでいます。
PHPなどのサーバ資源のバージョンアップを手動で促されている場合も対応ができないので、プログラムやシステムを導入している場合は機能停止などの可能性があります。
契約の更新が手動で必要になった場合や移転を行う場合も一切の手続き・作業が行えません。
馴染みのない情報が故に何となく管理ができないという状況が数多くみられます。
対応を外部へ依頼する場合でも最低限、契約情報やログイン情報は必要になります。管理が甘かったことで対応コストが高くついてしまうケースも多いので、まずは情報の意味・重要性を知ることから始めましょう。
次回は、キャッシュについての情報の掲載を予定しています。
(2021/8/10)
サーバ移転時のメール設定
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1.サーバ移転によるメールサーバの移転
Webサーバを移転する際は単にサイトのデータだけが新しいサーバに移るだけではなく、メールも新しいサーバ会社のメールサーバで処理されるようになります。
通常はWebサーバとメールサーバはセットで用意されます。
ドメインによる識別で参照されるサーバが変わるので、移転時には当然メールサーバも参照される先が変わる訳です。
2.そもそもメールサーバとは
簡単に言えば、メールを送受信する機能を提供するサーバです。
ユーザはメールサーバに設定されているメールアカウント(ユーザ名やパスワード)をメールで使用する端末(PCやスマホ)等に設定します。
その状態で、ユーザから送受信のリクエストを受けたメールサーバはユーザ名とパスワードを要求し、認証された場合には受信しているメールを返したり、送信の要求に応えます。
3.移転時はメールが新旧どちらのメールサーバに届くかが分からない
移転時はサイトを閲覧する利用者と同様に、メールを送信してくる人によって、新旧どちらのメールサーバに送ってくるかが分からない時期が発生します。
プロパゲーション期間と呼ばれるものです。
どちらのメールサーバを経由してきても受信できるようにしなければ、大事な内容のメールも受信漏れしてしまう可能性が有ります。
メールアプリに2つのメールアカウントを設定するか、複数のメールアプリで新旧それぞれのメールアカウント設定をすることで両方のメールを受信するという対応が一般的です。
サーバ移転というとサイトのことだけを考えてしまいがちですが、同じくらい大きな影響があるのがメールサーバの問題です。設定の追加や変更を行うのは、意外と手間がかかります。この作業も発生することを知らないと移転をしてしまってから大変なことになります。他にもトラブルはつきものですので余裕を持った期間で行うようにしましょう。
次回は、サーバ情報の管理についての情報の掲載を予定しています。
(2021/7/9)
サーバ移転
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1.サーバ移転とは
サイトとドメインを今利用しているサーバから、他のサーバへ移動することを指します。
単純な新規契約ではなく、移転を伴う場合のサーバ契約・作業は思いのほか時間・知識・技術を要します。今までのドメインは放棄し、ドメインは新規取得してサイトデータの移転のみを行うといったパターンもあります。
ドメイン変更を伴う移転はSEO的な観点でのマイナスや、名刺や会社資料、関係先の情報などあらゆる媒体の同期が必要になり、大きな影響があることは理解しておいたほうが良いでしょう。
2.サイトの移転
データベースやシステムを伴わない、スタンダードな仕様のサイトであれば、単純なデータ移動でほぼ完結します。逆にデータベースやシステムが入ったような複雑なサイトでは単純にデータ移動しただけでは、ページ自体が表示できなかったり、システム部分が機能しなくなったりします。
身近な例として、WordPressといったCMSの類を入れているサイトは後者に該当します。
この場合は記事が登録されたデータベースのエクスポートを行い、場合によっては一部加工してインポートするような作業も必要です。
システム本体に関しては新しいサーバに合わせて設定し直したり、動くように作り直したりする作業が発生します。CMSや独自システムを入れている場合はそれなりのコストになることを理解しておきましょう。
3.ドメインの移転
サーバ移転により格納サーバが変わる為、IPアドレスが変わります。
ドメインはIPアドレスと対応している為、この付け替えが必要になります。
このドメインとIPアドレスの関連付けはネームサーバというサーバで管理されており、この設定を変更したり新しいサーバのほうに管理部分を委託したりして、閲覧者がドメインでアクセスした際に新しいサーバのIPアドレスが参照されるようにしなければなりません。
『.com』など、ドメインの種類によってはオースコードと呼ばれるコードが必要になります。このコードで所有権を確認する形です。ただし、コードが分かっていても移転元でロックを解除しないと移転は進みません。
現在のサーバ会社に管理委託している場合は、新しいサーバ会社への管理委託権限の受け渡しも必要になります。この手続きの順番や内容が非常に分かりづらく苦労することも少なくありません。
サイトの仕様により、移転にかかる負荷やコストは全く異なります。
入れ物を変える位の感覚でサーバ移転を実施しようとすると思わぬ障害や予定には間に合わないといった状況に陥ります。CMSのようなシステムを導入すると移転の度に大がかりな対応が要求されます。先を見越して今後サーバ移転は必要ないのか等をしっかり確認したうえで導入を進めるようにしましょう。
次回は、サーバ移転時のメール設定についての情報の掲載を予定しています。
(2021/6/10)
仕様の考え方
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1.納品時の環境
いくつかのサイト制作を経験すると、新しい案件が発生した際にまず気になるのが最終的にアップして稼働させる環境です。
今ではどこのサーバでも最低限のスペックを抑えていますが、クライアントやデザイナーがイメージしている機能を物理的に実現できないサーバを想定しているのなら、サーバを移転するか仕様自体を変えるしかありません。制作や更新の経験がない人にはなかなかピンと来ない点ですが、後で判明した場合は単なるやり直しだけでは済まなくなるので、大事な仕様としてまず押さえておくべき点です。
2.何で作るか
手作りのHTMLのサイトも有れば、全てをCMSによる動的ページで構成しているサイトも有ります。
何となくではなく、更新頻度や定期的なメンテナンス予算の可否などによって、何で作るべきなのかを考えなければなりません。
最近は、『自分達で更新したいし、安く作れると聞くからWordPressで』という希望をよく聞きます。
確かに自分で更新する形にしようとすれば出来ますが、実際は多数のクライアントは完成後ほんの一部の更新しか行っていません。
以前CMSについての記事でも述べた通り、フルCMSサイトは改ざんリスク(乗っ取り)・障害リスク(アクセス障害)・関連機能のアップデート阻害・立上げ後のメンテナンス代(定期的に必ず発生)といった多くの課題を抱えています。
一部しか機能が必要ないのに、これだけのリスクを抱えるのは割に合わないでしょう。
実際のところ、更新する箇所・更新頻度が大したことがないのであれば、必要な所にだけ最適なツールを組み込んだり、通常のHTMLサイトにして都度更新依頼をかける形のほうが、トータルで見ればコストもリスクも抑えられるのです。費用も確保できるし、全てのページの更新が必要だということであればフルCMSサイトも選択肢として見ることが出来るでしょう。
障害やコストが絡むため、とても重要なことです。
3.対象となる利用者
実際にそのサイトを閲覧したり利用するのは、どのような人達なのか、これによってサイトの仕様を考える必要があります。
年齢層問わず、皆に情報を発信する目的のサイトであれば、『スマホ対応』は必須になってくるでしょう。しかし、SEOが関係ない会員専用のサイトやPCでないと機能しないサイトは完全なスマホ対応が必要とは限りません。これはコストに大きく影響してきます。
ショッピングサイトや一定年齢以上であることを条件とするサイトであれば年齢確認や、認証といった機能の開発・実装も検討しなければならなくなり、開発を行うスキルが有るのか、想定しているサーバが対応できるのかも確認しておかなければなりません。
表面上の要求仕様が定まっただけでは、仕様確定ということにはなりません。
サイトのデザイン(設計)を行うには見た目をグラフィックソフトで描けるというだけでなく、サーバの役割やツールの長所短所、Webサイトが可能な機能についての知識が必須な為、デザイナーとエンジニアとの知識の共有がとても重要です。初期段階からコミュニケーションをとり、与えられた環境下で最適な仕様のサイトを作れるように仕様を決めていきましょう。
次回は、サーバ移転についての情報の掲載を予定しています。
(2021/5/10)
仕様・動作環境
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1.仕様とは
その製品や仕組みが、どう動くのか、どんな環境で動くかというのは開発・制作時に決まっています。
それを一般的に『仕様』と呼んでいます。
例えば、Windows10で動くシステムとして開発されたものはWindows7や8では同じようには動作しない可能性が高いですし、ましてやMacでは動作しません。
マウスでしか操作できない仕様であればキーボードで動かすことができません。逆にマウスに対応していない仕様なのであれば全てをキーボードで行うことになります。
ある種の『制約』とも捉えることができます。
2.Webサイトにおける仕様
PCでは一定期間ごとにWindowsといった『OS(オペレーティングシステム)』が新しくなります。
Webサイトに関しては、サイトを動作させる『サーバ』と閲覧される『ブラウザ』が変わっていきます。
『動作』に対しては、その時点で使用しているサーバで動作する仕様にするか、希望する仕様を満たせるサーバを用意する必要があります。
『閲覧』に対しては、メジャーなブラウザの製作時点でのバージョンで動作するような仕様にする必要があります。リリース時点で環境にあわせて『動作』・『閲覧』の両方の機能が満たされるように作らなければならないわけです。
3.定期的なメンテナンス
前述の通り、Webサイトにおいてはサーバとブラウザの状況がOS等に比べて頻繁に変化していきます。つまり、一度制作したからといって、ずっとそのままで使用できるわけではないということです。
サーバの『バージョンアップ』がある、『移転』を行うような際には、その環境で動作する仕様に作り変えなければなりません。
また、利用者が使用するブラウザがバージョンアップされて仕様が変わったり、新しいブラウザが登場することで今まで通りには見れなくなったなら、その環境で動作する仕様に作り変えなければなりませんので一定周期でメンテナンスコストがある程度かかる可能性を意識しておかなければなりません。
サイトの仕様を検討する時にはどんな環境の利用者を対象にするつもりなのか、どの程度の運用コストを見込めるのか等から総合的に決めていくことになります。また定期的にメンテナンスが必要になるので都度、仕様を考え直すことにもなります。
作り変えや作り直しといった『仕様変更』は想像以上に大きなコストアップに繋がりますので、予算に見合った仕様を慎重に検討しましょう。
次回は、仕様の考え方についての情報の掲載を予定しています。
(2021/4/9)
SSD
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1.HDD
『HDD』は『Hard Disk Drive(ハードディスクドライブ)』の略で、データを電磁的に書き込んだり読み出したりする記憶装置です。高速回転する円盤状の媒体に磁気ヘッドで書き込みや読み出しを行います。
記録できるデータ容量が大きい割に安価な為、主流なストレージとして長い間使用されています。
物理的な高速回転を伴っている為、衝撃に弱く、消費電力も比較的大きめで動作音が気になる場合もあります。SSDと比べると故障時のデータ復旧が比較的しやすいと言われています。
2.SSD
『SSD』は『Solid State Drive(ソリッドステートドライブ)』の略で、半導体素子メモリを使ったドライブ(記憶媒体)を指します。HDDと異なり衝撃に強く、消費電力も低く、小さくて軽い、動作音もない、何より読み込み速度が非常に速いのが特徴です。
今まではHDDに比べて記録データ容量がかなり少く値段も高めでしたが、最近は記録できるデータ容量も大きくなってきており、購入時は内蔵HDDである機器を独自にSSDに換装して使用するようなユーザも増えてきています。HDDと比べると故障時のデータ復旧が難しいと言われています。
3.構造による寿命の考え方の違い
HDDは前述の通り、高速回転する円盤にヘッドが読み書きするという構造上、各部が物理的に徐々に弱っていくことは避けられません。さらに、使用しているうちに衝撃などにより、読み書きが出来ない不良セクタと呼ばれる領域も発生します。不良セクタの増加や動作が明らかにおかしい場合は入れ替えの検討が必要です。寿命の目安はだいたい3、4年程度と言われています。
SSDはHDDと異なり物理的な動作を必要とせず、非常に高速ですが書き込みを繰り返しているうちにデータが記録されるセルと呼ばれる部分が徐々に劣化を起こして使用できない領域が増えていきます。原因は違いますがHDDの劣化と結果的に同じような症状になります。寿命の目安はだいたい5、6年程度と言われていますが、全体容量や書き込みの頻度といった条件によって変わってきます。
SSDは読み込みが速いという利点はありますが、書き込みによる劣化を考慮すると、頻繁に書き込みを行う想定のデータに関しては速度には目を瞑ってHDDにしておくという考え方もあります。
HDD・SSDのどちらもあくまで消耗品であり、想定している寿命よりも早く突然使えなくなる場合もあります。どちらを使用するにしても何かしらの形でバックアップをとっておくのが良いでしょう。
今のところは、頻繁に書き換えが発生するようなデータ類はHDD、書き換えが少ないデータ類はSSDというように使い分けることでデータ喪失のリスクも回避しつつ、総合的に高速化を図ってみるのが良いかもしれません。
次回は、仕様・動作環境についての情報の掲載を予定しています。
(2021/3/10)
ドメイン移管
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1.ドメイン
サイトの住所は一定桁数の単なる数字を組み合わせた『IPアドレス』で管理されています。
ブラウザのURL表示部分にIPアドレスを入れるとサイトが表示されることからも、それが確認出来ます。
ただ、数字の並びだけを人間が記憶して使用するのは現実的ではありません。
それに対応するのが『ドメイン』です。社名であったりサービス名などを指すアルファベットであれば人間が記憶したり実際に打ち込むことも、さほど難しいことではなくなります。
チバビズドットコムで言えばURLの『chibabiz.com』の部分がドメインです。
2.ドメイン管理
ドメインはその管理情報や使用契約などを管理する必要があります。
一定期間ごとの使用料を支払ったり、サーバ移転の際にはDNS(ドメインネームサーバ)の設定を変えたり、サイトやサーバ契約とは別に運用していかなければなりません。
ドメインは何でも好きなものが使えるわけではなく、先に取得した者が使用権を与えられます。
全く無関係でありながら、これから有名企業などで必要になると予想されるドメインを先に取得して権利の譲渡により利益を得ようとする人たちも存在し、問題になる場合もあります。
これも社会問題化している、いわゆる転売の一種とも言えるでしょう。
希望のドメインが取得可能かどうかを調べられるサービスも多数ありますので、前もって確認を行っておくと良いでしょう。
3.ドメイン移管
ドメイン移管というのはドメインの情報そのものではなく『管理権限』を他へ移動することを指します。
サーバ会社やドメインの種類により、その手続きの方法は異なります。
『.com』等のgTLDドメインと呼ばれるドメインでは『オースコード』と呼ばれる、管理者のみが知るパスワードのようなもので、その移管が正式なものであるかを判断します。
オースコードを所持している場合でも、現在の管理者側で『ドメインロック』がかかっている場合は進められない為、ロック解除などを移管元に依頼するようなことも必要になります。
『co.jp』や『or.jp』といった形式のドメインでは移管元と移管先との承認のやりとり等で進められたりもします。正確な手順についてはそれぞれ異なるので都度問い合わせなどを行いながら進めることになり、想像していた以上に大変な作業になる場合がほとんどです。
ドメイン移管は自身の作業だけでなく、各機関の手続きも必要になってきますので、数日では完了しません。
最低でも数週間、出来れば1・2か月くらいは余裕をもって進めるようにしましょう。
次回は、SSDについての情報の掲載を予定しています。
(2021/1/12)
ドメイン失効
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1.ドメインの利用
サイトを公開する為にはIPアドレスではなく人間に判読しやすいURLでアクセスできるようにするためにドメインを取得するのが通常です。
既にドメインを所有している場合を除き、新規でWebサーバを契約するとその流れでドメインも取得できたりもするので、サーバ利用料とドメイン利用料が別であることを意識することがあまりありません。
2.ドメインの失効
ドメインは一旦取得したら、基本的に利用権は保持され続けます。
通常は自動更新の為、更新漏れによる場合はほぼありません。失効してしまうケースの原因は主に利用料の支払いの滞りです。その額を常に保持している口座の自動引き落としが可能なら、このリスクは軽減できるでしょう。
都度、振込で支払うことも出来ますが、その手間ともしかすると忘れてしまうかもしれないというリスクを考慮すれば自動引き落としの手続きをしておくほうが安心です。
ドメインが使えなくなって影響を受けるのは実はサイトやメールだけではありません。
URLやメールアドレスが変わってしまうということは名刺から会社案内、関連サイトのリンクなど様々な媒体の作り直しや設定のし直しが発生してしまい、金銭的な損失は結構なものになります。
3.再取得
失効時には、前述のような事故も考慮した猶予期間が設けられています。
サーバ会社やドメインの種類により期間が異なり、半月程度から1ヶ月半程度とばらつきがあります。
この期間中であれば、他の人にそのドメインを取得されることなく、優先的に復旧できるのが一般的です。失効した際にはサイトにアクセス出来なかったりドメインメールが使用できない等の明らかな障害が発生するので気づきやすいはずです。 今後も使用していくドメインなのであれば、再取得の為の申請や設定などを行い、復旧を目指します。
他の契約に比べて、認識されていなかったり軽視されがちなドメイン契約ですが、実は大きな障害へ繋がる重要な要素でもあります。大半の場合はサーバ契約と同時期の更新のはずですが、ドメインは単独で管理しているような運用であれば、契約更新に関する情報を見逃して失効してしまわないよう注意しましょう。
次回は、ドメイン移管についての情報の掲載を予定しています。
(2020/12/10)
サーバ契約更新漏れ
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1.サーバ契約更新
Webサイトを運営する時はレンタルサーバ会社からデータ領域をレンタルして使用する形が一般的です。利用プランに対応する料金をレンタル料として毎月、サーバ会社へ支払います。契約は月毎ではなく、年間契約で行うほうが手間を省けるうえ、若干料金も抑えられて、これも一般的です。
この契約の区切りとなる月・タイミングでサーバ会社からメール通知や請求書が送られてきます。
毎回ほぼ定型の内容なため、殆ど確認されない場合が多いと思いますが、稀にサーバのバージョンアップ等についての重要な情報が送られてくることが有りますので、軽くでも目を通す習慣が必要です。
難しくて分からない場合には保守契約をしている業者や制作会社に相談してみるのも良いでしょう。
2.更新手続き
一般的なサーバ会社では、この手続きは省略して自動継続として処理されます。
自動引き落としで支払いを行っている利用者は特に対応することもないので何も意識することなく継続利用しています。
契約を解除する旨を伝えない限りは自動継続されていくため、突然契約が切れるという心配はあまりないのですが、それゆえ管理が甘いと既に使用しておらず不要なサーバの料金を延々と支払ってしまってしまうという状況に陥る可能性があります。
こういったムダを避けるためにも定期的に送られてくる書類にはきちんと目を通すことが重要です。
3.更新漏れ
上記で記述した形の利用者であれば更新漏れが起きることは通常ありません。 更新漏れが発生するのは、主に下記のようなパターンです。
  • ・自動引き落としだが、残高が不足している
  • ・振込による支払いだが、一定期間を過ぎるまで行わなかった
支払いが完了しない場合、数日から1ヶ月以内程度でデータが削除されてサーバ機能も完全停止されます。契約切れにすぐに気づいて支払えば復旧して貰える場合もありますが、その保障はありません。
サーバ契約は最初の契約時は認識出来ているものですが、時間が経ち自動更新の状態になると、徐々に意識することがなくなります。
契約情報や管理情報を紛失してしまったといったお話もよく聞かれます。いざという時に確認や問い合わせがスムーズに行えるように最低限、契約書類や請求書類などは管理を徹底しておきましょう。
次回は、ドメイン失効についての情報の掲載を予定しています。
(2020/11/10)
クラウド
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1.クラウドとは
以前はPCであったり、外付けハードディスクなど、全てをローカルに持っておくのが一般的でした。
現在はデータ類はネット上の組織の共有領域に保存しておいたり、一部のアプリケーションはネット上で直接動作させるなど、データをあまりローカルに持たない形式が定着してきています。
スマホも普及して誰もがネットを使用するのが当たり前の世の中になってきています。
アプリのデータや登録データのバックアップなど、みな無意識のうちにクラウドの機能を使用しています。
2.メリット
一番のメリットはローカルにNASといった機器を大量に持たなくてもいいことでしょう。
外付けハードディスクなどは機器ごとに容量は決まっているので、使用しているうちに足りなくなったら買い足しや買い換え・データ移行するといった作業をしなくて済むことになります。
仮に違う環境や外であってもネットに繋がり、ログインさえ出来てしまえば何処でもデータへのアクセスや軽度の編集は行えます。
また、機器の故障への対応も不要になるわけですから、コスト面での見直しになる可能性もあります。
有名どころであれば、バックアップ体制なども整えられており、いざという時に一定の安心感もあります。
3.デメリット
最大の弱点となるのが『ネット障害』です。
ネットに繋がらないということは当然、データはネット上に置いているのでアクセスできません。
アプリケーションがクラウド上で動作するタイプの場合や、起動の際に通信が必要な場合は、アプリケーションが起動しないのでデータ編集ができず、データを作り直すような対応も出来ません。
アプリケーションがローカルにある形だとしても肝心のデータにクラウドにある場合は制作中データにはアクセスできないので作業の続きを行うようなことは出来ません。
これにより仕事が一切出来ない状態に陥るリスクがあります。
ネット障害というのは意外とよく起こります。完全に繋がらない状態でないにしても、調子が悪いような時には似たような状況に陥ります。
物理的なメリットが大きいクラウドもネット障害という大きなリスクを抱えています。
頻繁にアクセスするデータや必要なアプリケーションに関しては、ローカルに保存する等のリスク分散も頭に入れて、メリットを最大限に活かせばとても便利なものになるでしょう。
次回は、サーバ契約の更新漏れについての情報の掲載を予定しています。
(2020/10/10)
Wi-Fiについて
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1.Wi-Fiとは
LANケーブルによる物理的な接続を伴わずに、無線で通信が行える仕組みです。
登場したのは最近の話ではありませんが、スマホの普及もどんどん進んでWi-Fi機器も高性能化されていっています。
使用しているかどうかが、毎月の通信料金にも大きな影響を及ぼす事から、今やスマホとWi-Fiはセットのようなイメージになってきています。
2.メリット
一般的にWi-Fiルータを購入するのは、言うまでもなくいわゆるパケット代の節約が主な目的です。
もともと家でPCを使用していてネット回線があれば、終端装置に機能が備わってればWi-Fi機能を使用する又は新たにWi-Fiルータを追加することで、月々のネット回線の利用料の中でスマホの通信を行うことができます。
スマホの料金も以前よりは下がったとはいえ、多くの通信を行えばそれなりの金額に達します。
通信量を抑えられれば、より安い月額で済むというプランも多いため、導入する人も多いでしょう。
3.デメリット
便利な点が多いのですが、無線でデータを飛ばしている仕様上、有線接続に比べて劣っている点もあります。
通信データが漏洩するようなことがあっても自己責任といったことを、フリーWi-Fiの注意書きでよく目にします。データを飛ばしているので、有線に比べれば安全性は下がる面はあります。
速度的にも有線に比べれば下がります。スマホであれば支障はないかも知れませんが、PCなどで大容量のデータを取り扱う際には不便を感じるかもしれません。
また、Wi-Fiルータと通信端末の間にあるものなどの影響を受けて通信が不安定になったり速度が落ちたりもします。
職場のネット環境をWi-Fi(無線)で構築するといったこともあるかもしれません。
メリット・デメリットを理解して、メインPCは有線にして、タブレットやスマホなどの媒体はWi-Fiで繋ぐようにするなど工夫をして、効率的な通信環境を構築しましょう。
次回は、クラウドについての情報の掲載を予定しています。
(2020/9/10)
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