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外注窓口・制作担当者のための制作情報、
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チバビズドットコム制作委員会がご紹介します。

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バックナンバー(61~72)
Webサイトの著作権
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1.著作権
「著作権」とは、「著作物」を創作した者に与えられる権利を指します。著作物が勝手にコピーされたり、インターネットで利用されたりしないようにできる権利です。他社から著作物の利用を希望された場合は条件付きでの許可や拒否をできます。
他者の著作物に関して、許可を得たり譲渡を受けたりせずに無断で使用してしまうと著作権の侵害などの問題に発展してしまう可能性があるため、注意が必要です。
2.Webサイトの著作権
Webサイトにも著作権が存在します。Webサイトの制作を外部に発注するような場合もあると思いますが、著作権は発注側ではなく制作を行った側に与えられる点に注意が必要です。お金を払ったのだから発注側に権利があると思われていることがよくありますが実は違います。
基本的には制作者本人ではなく、制作会社に著作権がある形になる点にも注意が必要です。会社に権利があるWebサイトデータを個人的な仕事などに使用してはいけません。
HTMLなどの実データはどうしても同じ部分が存在するのが現実なため、文章や画像といったコンテンツ(内容)が著作権の対象とされるのが一般的です。
3.Webサイトの依頼先を変える場合
Webサイトの管理・運営業者を変えるような場合は大抵、サーバの移転・ドメイン移管などを伴います。その際は現在の著作者にあたる業者と新しい業者との間で一定のやりとりが行われて、移転が進んでいきます。移転の際に気を付けなければならないのは、前述の通りWebサイトにも著作権があるということです。発注する側は予め、権利の譲渡を受ける旨を含んだ契約をしておくのが良いでしょう。
サーバ移転・ドメイン移管が行われる際には新旧両方のサーバに新旧のサイトがアップされている必要がありますが、新しいサイトの制作が間に合わないからといって、勝手に旧サイトのデータをアップして改訂などを行うのは本来、著作権に引っかかってしまいます。不安であれば依頼主を通して旧サイトの制作会社に同意を取っておいたほうが良いでしょう。また旧サイトで使用している画像などを勝手に流用して新サイトを制作してしまうケースも意外とよく見られます。
Webサイトに限らず、仮に発注者がOKを出しても他社の著作物を勝手に使用したり流用したりすると著作権侵害などの問題に発展してしまうリスクがあります。黙認してもらえている場合が多い現状ではありますが、他社が管理しているWebサイトを新たに管理依頼された場合には念のため対応方法には注意しましょう。
次回は、Webフォントについての情報の掲載を予定しています。
(2023/09/08)
動画の解像度とフレームレート
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1.解像度
ビットマップ画像における画素の密度を示す数値です。画像の精細さを表す尺度のことを指し、一般的にピクセル単位の「ppi(pixels per inch)」やドット単位の「dpi(dots per inch)」といった単位で表します。ピクセルは画面上のマス、ドットは印刷などの出力時の点といった区別が分かりやすいでしょうか。
PCのディスプレイなどで「1920×1080」や「3840×2160」といった表記がありますが、これは画面全体が「横×縦」で表示できるピクセル数を表しています。当然、この数値(解像度)が高いほど画像が精細になり、低いほど画面は荒く見えます。静止画像だけでなく動画にも解像度があり、同じように精細さに差が出ます。
2.フレームレート
動画などのメディアデータにおいて、表示のスムーズさに大きな影響を及ぼす尺度で、fps(frames per second)という単位で表現され、秒単位で表示されるコマ数を表しています。動画はパラパラ漫画のように連続した静止画と考えるとイメージしやすいと思います。
使用されるフレーム(静止画)が多ければスムーズな動きに見えますが、フレームが少なければカクカクした見にくい動画になってしまいます。フレームレートの高い動画は私たちの日常に近く、違和感なく観ることができますがフレームレートの低い動画は日常との感覚のズレから画面酔いを起こす場合もあります。
3.解像度とフレームレート
解像度もフレームレートも数値が高いほうが良いことは分かりますが、そのぶん必要とする情報量(データ量)が多くなります。また、表示させる機器側にも相応の処理能力が求められるため、単純に数値の高いデータを用意すれば良いということにはなりません。
解像度を上げてフレームレートを下げたり、解像度を抑えてフレームレートを上げたり、ユーザの好みによってどちらかを優先させてバランスをとるようなソフトウェアもあります。
Webサイト制作において、画像の解像度や組み込む動画の解像度・フレームレートが、サイトの性能にも影響してきます。快適な閲覧のためには、どの程度の解像度・フレームレートに抑えるべきなのか、そういった調整も必要になるでしょう。
次回は、Webサイトの著作権についての情報の掲載を予定しています。
(2023/08/10)
IPv6
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1.IPアドレス
IPアドレスは『インターネットプロトコルアドレス』の略で、ネットワークに繋がっている機器(PCやプリント、ファイルサーバなど)に割り振られた住所(識別情報)のようなものです。「192.168.0.10」といった数字の組み合わせになります。
ネットワーク上ではインターネットのプロトコル(規約)に則ったアドレスで相手を識別する仕組みのため、通信を行うためにはIPアドレスが必須になります。
2.IPv6
上の例にあるようなIPアドレスはIPv4という規格のIPアドレスで今まで一般的なものとして普及しています。「.」で区切られた4つの数値で構成され、表現可能なパターンは約43億個です。
インターネット上で必要なIPアドレスはかなり増えており、IPv4ではカバーしきれなくなってきています。対してIPv6では約340澗個の表現が可能であり、実質無限ともいえるパターン数です。
3.期待できる効果
表現できるIPアドレスのパターン数の多さから、IPアドレスの枯渇の心配がなくなります。
メリットはそれだけでなく、IPv6の通信方式「IPoE方式」を使用することで今まで「PPPoE方式」では頻繁に起こっていた混雑を回避し、安定した高速通信を行えると言われています。
IPv6を適用させるには、契約しているプロバイダの契約がIPv6に対応していることや、ルータなどの機器が対応していることが必須になります。
ネットワークの止まらない普及により、IPアドレスの枯渇や混雑が避けられない状況になってきました。今やネットなしでは仕事にもならない時代、いざという時にネットが重くて仕事が進まないような状態にならないよう、今のうちから検討してみても良いかもしれません。
次回は、動画の解像度とフレームレートについての情報の掲載を予定しています。
(2023/07/10)
スーパーリロード
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1.キャッシュ
以前掲載した「15.トラブル例 ページが更新されない?」でも掲載しましたが、ブラウザは通信量・通信待ち軽減のために、頻繁に見るサイトの情報をキャッシュとして保持しています。
頻繁に表示しているページの場合は特に容量が大きくなりがちな画像データはキャッシュのデータを参照して、通信量を減らすような処理をされています。閲覧履歴という項目で以前に見た際の履歴を確認することも可能です。
2.よくある対応
上記のキャッシュが悪いほうへ影響してしまうパターンなのですが、更新の依頼があり作業を完了させて報告した際に「内容が変わっていない」「画像が前のまま」といった反応が返ってくることが結構よくあります。頻繁に見ている方の負担の軽減を目的としているのに、頻繁に見ている方ほど古い情報を見てしまうかもしれないという微妙な問題があります。
HTML部分であれば再読み込みで大抵の場合は解消されるのですが、画像関係となるとブラウザによってはキャッシュの効力が非常に強く、再読み込みでは解消されない場合もよくあります。ブラウザごとに履歴クリアする方法があり、それを実行することで大抵は解消されます。
3.スーパーリロード
履歴クリアまで行ってもなおキャッシュが残って古い情報を表示し続ける場合があります。特に新しいブラウザで起きる傾向が強いように感じます。そんな際の最終手段ともいえるのが「スーパーリロード」と呼ばれる操作で、今までの履歴などは無視して、全てのデータをリロードしなおさせるという命令になるようです。
基本的には「ctrl」か「shift」を押しながら再読み込みボタンやF5キーを押すという形が多いようですが、実行方法はブラウザごとに異なるため、使用中のブラウザの操作方法を確認してから行う必要があります。
キャッシュは通信量軽減には欠かせない技術なのですが、悪い方へ作用してしまう場合も多々あります。「変わらない」という連絡があった場合に備えて、仕組みを正しく理解して適切な対処方法を提供するようにしましょう。
次回は、IPv6についての情報の掲載を予定しています。
(2023/06/09)
AR
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1.ARとは
ARとは「Augmented Reality」の略で、現実の映像に仮想的な映像を加えて拡張します。
例えば、自分が居る部屋に本来は存在しない家具を置いて表示させたり、お店の近くにいくと正しいルートが示されたり、様々な活用方法があります。スマートフォンのアプリなどで体験することができるものもあります。
2.VRとの違い
ARに対してVRは「Virtual Reality」という名の通り、仮想現実を意味します。
ARは現実を土台として、そこに情報を追加して拡張するものですが、VRは全体が仮想的に構築されており、ヘッドセットなどで完全に現実から視界を遮断した状態で使用する形になります。
ARはビジネスとして実用的な目的に用いられる傾向が強いですが、VRはエンターテインメント的な用途に用いられる傾向があります。
3.ARが活用される場面
現実に存在するものと組み合わせられるという特性から、何かを「試してみる」ようなシミュレーションであったり、これがあれば「もっと分かりやすくなる」という情報補助に役立つ可能性があります。
ファッションや美容関係でのシミュレーションでは既に活用されており、購入や施術前にイメージを確認して判断材料とすることも出来ます。
入口が分かりにくい場所にあるお店が、スマートフォンに映った画面の指示に従えば迷わず辿り着けたり、有名スポットでそこに居ないはずの人との写真が撮影出来たり、比較的ビジネスとしての活用を考えやすい技術と言えます。
今後さらに様々な場面で活用されることが考えられます。QRコードを読み込んで機能するような形でWebサイトと連携させることも考えられますので、どんなものなのかは理解しておいたほうが良いでしょう。
次回は、スーパーリロードについての情報の掲載を予定しています。
(2023/05/10)
VR
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1.VRとは
VRは「Virtual Reality」の略で、日本語に置き換えれば仮想現実と訳されます。ゴーグル状のヘッドセットなどを装着することにより、目の前に立体的な仮想空間が広がっているかのような体験をすることができます。
外部カメラとセンサーまたはヘッドセット自体に組み込まれたカメラによって、使用者の位置や見ている方向などを感知して、表示される映像を変化させることでその空間の中にいるような疑似体験ができます。左右のレンズ(ディスプレイ)に映像を表示することで立体視を実現して没入感を得られるようにしています。最新機種・上位機種ではアイトラッキングやフォービエイテッドレンダリングといった技術により、高解像度化や負荷の軽減など、様々な工夫がされています。
2.種類
PCやゲーム機などに接続してアプリケーションはそちらで処理して、表示やトラッキング(位置や方向の検知)などはヘッドセット側で担うタイプのものもあれば、完全にそれ単体で動作して他の機器を必要としないスタンドアロン型、標準をスタンドアロン型としながらもさらに高い機能を体験するためにPCなどに接続できるタイプなど、利用者の好みと値段感で選択されています。
お手軽なものでは、スマートフォンに装着するだけで簡易的なVRが体験できるようなものもあります。また、充電池を内蔵した完全ワイヤレスのものと、USBなどによる接続で給電する有線のものが存在します。これも購入する機種の選択のポイントになるところです。
3.価格帯
今一番普及してきているスタンドアロン型は性能により幅が有り、5~20万円程度になってきています。そこそこのスペックでよければ数万円で購入できますが、高解像度・高リフレッシュレート・ディスプレイの種類等、よりハイスペックなものとなると本体だけで10~20万円程度、加えてさらにハイスペックなPCなどの機器も必要になったりします。それだけの価値を感じられるかどうか・ユーザが増えるかどうかは、対応するアプリケーション・ソフトの数次第です。ソフト数がない機器は時間とともに廃っていくのが現状です。
近年、次々に新機種が発表・発売されています。子供の使用による影響や、酔いなどの問題も抱えている状態でまだまだ課題も多いですが、VR動画やアトラクションやシミュレーションなど利用分野が今後も拡がる可能性も大きく、さらなる技術の発達が期待される分野です。
次回は、ARについての情報の掲載を予定しています。
(2023/04/10)
フリーツール
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1.フリーツール
Webサイトを作る際に一部の機能、たとえばブログの記事を別のWebサイトの新着情報に表示させたいといった時に、ブログのURL等を指定するだけで、埋め込み用のタグ(HTMLやJavaScript)を生成してくれるような便利な無料サービスもあります。
Googleのアナリティクスやサーチコンソール、マップ、カレンダー等も多機能でありながら、アカウント登録さえすれば無料で使用してサイトに組込むことができます。
2.利用するには
利用するためには、基本的にアカウント登録が必要になります。Google系のツールであれば、Googleアカウントがあればそのアカウントで利用することができます。
ツールごとにアカウントを別々にとる必要はなく、1つのアカウントで複数のツールに登録することが可能です。
多少の個人情報の入力があったり、メルマガの受信を条件としているツールもありますので、利用時は了承の上で登録することになります。
3.注意点
無料なので当然と言えば当然ですが、動作保証はありません。
サービス提供者側の事情で突然、機能しなくなったとしても文句は言えない代物です。
Google系は比較的長く利用することができ、急な障害の頻度は高くありませんが、一般的なツールでは動かすための『仕組み・資源』は提供者側のサーバに入っている場合が多くなっています。
そのサーバに障害が起きたり、サーバ上に生成された専用プログラム・データが何らかの理由で削除されてしまった場合には、全く機能しなくなります。
無料ですので、いつ動かなくなるかは分かりません。もしもそれが起きてしまった場合でも大きなダメージにならないよう、ツールを設置・導入する場所はじっくり検討しましょう。また、その機能がダメになってしまった場合にどうするのか何で埋めるのか等を前もって決めておくと良いかも知れません。
次回は、VRについての情報の掲載を予定しています。
(2023/03/10)
AI(人工知能)
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1.AI(人工知能)
AI(人工知能)とはArtificial Intelligenceの略で人間の発言・行動・思考を人工的に再現したものです。
自動の掃除ロボットやチャットボット、人間の音声を聞きとって適切な情報を返す機器などに組込まれています。多くの人の労力を割いていた作業を代わりに行ったり、家電が周囲の状況を判断して自動で機能を起動したり、利用者の声を聞いて受け答えをする機器など、生活の中に着実に浸透していっています。
2.仕組み
機能が単純なもの、例えば気温が27度以上・湿度が40%を超えたら冷房除湿を自動で起動するエアコンのようなレベルであれば固定のプログラムで制御されているだけですが、人の目にはそれが、何かを考えて自ら動いているように見えます。
チャットボットなど、使用者の要求が一定ではないものに関しては各種データを蓄積して更にそれに対しての的確な回答がどれなのかといったデータも蓄積していくことで精度を高め変化していく、いわゆる機械学習の様子から、まるで機械自体が自ら考えて学習していっているかのように見えていますが、実態は人間の脳のようなものがあるわけではなく、そうするように予めプログラムされているソフトウェアです。蓄積された情報をどう使用するか、判断基準はどこに置くかもアップデートすることでより高機能なものに仕上げていきます。あくまでも人が、『この場合は、こうする』といったパターンを決めているので、作る人の想像を超えた対応は難しいと考えられます。
3.今後AIに置き換わっていく可能性のあるもの
現状では『AIが得意なこと』=『コンピュータが得意なこと』です。
パターン化が簡単で、あまり臨機応変に考える必要のない作業であれば正確に実行できるAIにとっては得意分野といえるでしょう。実際、悩む要素が少ない作業はAI化・ロボット化が進んでいます。
逆に苦手・不可能なのは、状況や感情などで不規則に変化する人と人とのコミュニケーションが重要になる内容や、今までに実績のない課題が多発するような内容、判断基準が曖昧な感覚的なことを要求されるような内容です。コンピュータは、明確なデータ・命令が無いことに対応が出来ないからです。
AIも日々進化し、プログラミングを行えるAIなども登場してきているようです。AIというと万能で高機能なイメージですが、現状ではまだ基本的にソフトウェアの一種であり、結局は人がどう考えて設計したかよるところが大きいようです。便利な部分は活用すると同時にAIには出来ない部分のスキルを身に付けていくことも重要になっていくでしょう。
次回は、フリーツールについての情報の掲載を予定しています。
(2023/02/10)
ランサムウェア
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1.ランサムウェアとは
マルウェアの一種であり、感染したコンピュータは利用者のシステムへのアクセスを制限します。この制限を解除するための身代金(ransom、ランサム)を支払うよう要求してくることから、ランサムウェアと呼ばれています。
ハードディスクドライブを暗号化してしまったり、システムを使用不能にして、それに困った利用者に身代金を支払うように促すメッセージを表示(スケアウェア)したりします。個人情報をネット上に開示するという脅迫をともなうケースもあります。
2.感染経路
  • 主な感染経路は下記のようなものです。
  • ・メール添付ファイルやリンク
  • ・Webサイト(閲覧)
  • ・ソフトウェアのダウンロード
  • ・USBメモリなどの記憶媒体を介した形
メールはそれらしく書かれていて送り主も有名サイトを装っており、Webサイトも有名サイトにそっくりな見た目で作られていたりします。便利そうなソフトウェアが無料なのでダウンロードしてみると実は不正プログラムが仕込まれていたり、USBなどの記録媒体に入っているデータを開くと不正プログラムが起動するといったこともあります。
3.感染の影響
ランサムウェアには、『暗号型』や『ロックスクリーン型』といった種類があります。
暗号型は感染するとコンピュータ内のハードディスクやファイルを勝手に暗号化して、複号化するために金銭を要求してきます。ただ、支払ったからといって本当に解除されるのか、再度実行される仕込みをされていないのかも不明です。
ロックスクリーン型は、コンピュータがロックされて操作不能になり、暗号型と同様に解除のための金銭を要求してきます。
端末の操作が出来なかったり、肝心のデータをまともに見れないことは企業の業務へ大きな影響を及ぼします。場合によっては環境を完全に構築しなおすことも必要になってくるでしょう。
ランサムウェアを含めウイルスは一度やられてしまうと金銭の支払い有無を問わず、不安がいつまでも絶えない代物です。信頼性の高いセキュリティソフトの導入や、疑わしいWebサイト、メール、データには触らないことの徹底が重要です。
次回は、AI(人工知能)についての情報の掲載を予定しています。
(2023/01/10)
ダークモード
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1.ダークモードとは
通常のPC画面は白背景に黒文字など白以外の要素が表示されているライトモードが一般的で、明るい画面の印象を与えます。
それに対して背景側を黒などの暗い色にして、白文字などの要素が表示されているような画面設定をダークモードと呼びます。画面を見ている時間がとても長いシステム開発現場などでは黒背景に白や緑のコードが並んでいる光景がよく見られました。
2.ダークモードにする理由
眼の疲労の軽減効果や電力の消費を抑える効果があるものと考えられています。
気持ち的な部分もあるとは思いますが、白い画面に様々な色の要素があるのを見ていると眼がチカチカして疲れるように感じる場合があります。
使用している環境の明るさなどにもよりますが、暗い背景に控え目な色の要素が表示される画面ではブルーライトが一定量抑えられて多少は眼の疲れも軽減されているような気もします。
電力に関してはディスプレイの種類によって異なり、有機ELでは黒い部分は発色が不要になる為、消費電力が抑えられるという理屈のようです。
3.実際の効果
メリットとされていることに関して実験なども行われており、そこまでの効果はないとも言われています。
暗い部屋では暗い画面のほうが不快感が少なく感じるものの逆に明るい部屋で暗い画面は眼に負担がかかる可能性があるとも言われています。
また、日常生活では白い背景の黒い文字を読むことに慣れているため読む速さや正確さがダークモードの環境で読むよりも上なのではないかという説もあります。光による負担が減っていると感じる反面、読みやすさは低下してしまい、画面を見る時間自体は長くなってしまうのではないかという懸念もあるそうです。
最近はスマートフォンでも取り入れられているダークモード。ライトモードでもダークモードでもやはり長時間見続けること自体が眼によくありません。すべてをどちらかにしてしまうというより、自分が使用する環境と用途にあわせて使い分けてみるのが良いかもしれません。
次回は、ランサムウェアについての情報の掲載を予定しています。
(2022/12/09)
PCの不調(Web作業用)
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1.Windowsで「ディスク」使用率が常に100%付近
最近、使用しているWindowsPCが異常に動作が重い…。フォルダもなかなか開かなかったり文字を打つ時も反応が異常に遅かったり、そんな症状に見舞われている方が結構多いようです。
筆者もその一人でした。
何が原因なのか、どこに負担がかかっているのかを調べてみるために、タスクマネージャーを開いて状況を確認することにしました。するとメモリやCPUの値は正常値付近で安定しているのですが「ディスク」だけが、ほぼずっと100%の状態を維持していました。
何かがディスクへのアクセスの部分をほぼ占有して、他からアクセスすることを阻害しているように見えます。これでは他の処理が動かなくなるのも無理はなさそうでした。
2.筆者のケースでの原因
  • ネットで色々と調べてみると下記のようなことが原因や対処として見つかります。
  • ・ディスクの断片化
  • ・SuperFetch(よく使うアプリの事前読み込み)の無効化
  • ・デバイスドライバーの更新
  • ・PCの再起動
  • ・トラブルシューティングの利用
  • ・クラウドサービスとの通信
  • ・使用していない機能の自動起動停止
筆者の場合はどれを試しても一時的に軽減したようにみえるものがある程度でした。
異常に重い状態が一定周期で発生している傾向が見られることから履歴関係を確認していったところ、Windows Updateが定期的にダウンロードとインストールを繰り返していることがわかりました。
あまりにも頻度が高いのでWindows Updateの更新履歴を確認すると、やはりインストールの失敗を繰り返していることがわかりました。失敗後、「再ダウンロード・インストールの試み・失敗」これを繰り返しているため、一定時間ごとに異常に重い状況になっていたようです。
3.対応(OSの上書きインストール)
Windows Updateを失敗するケースは結構よくあるようで、ダウンロードサイトから手動でデータを入手してインストールすれば失敗しないという情報もみられましたが、残念ながら該当しないケースのようでした。
これだけ失敗を繰り返すということはPC側の関連するシステムデータの破損が原因だと考えて、たどり着いたのがOSの「上書きインストール」でした。
上書きインストールは、通常の再インストール(いわゆるほぼ初期化)とは異なり、現状のデータや入っているアプリケーションの状態を維持しつつ、OSの本体部分を入れなおすことが出来ます。
インストールデータの容量が多めで、色々なチェック処理が動くため、数時間~長ければ丸一日かかりますが、実行後は以前の重さが嘘のようにディスク使用率は低い値を維持するようになりました。
また再発した際も、まず手軽な改善策を一通り行っても解消されないようであれば、じゅうぶんなバックアップをとったうえで試してみようと思います。
Webサイトの作業にPCは必須です。PCに関するトラブルが発生すればWebサイトの作業にも影響してしまいます。使用しているPCの様子がおかしいと感じたら放置せず、症状がひどくなりすぎてしまう前に調べて対処したほうが良いでしょう。
次回は、作業時の眼の負担に影響するかもしれない、ダークモードについての情報の掲載を予定しています。
(2022/11/10)
スマホ対応の必要性
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1.スマホ対応
モバイルファーストの記事でも触れたスマホ対応ですが、各企業のサイトがスマホ対応されている現在でもまだPCにしか対応していないサイトが意外と沢山あります。
今はスマホからのサイトへのアクセスが8割以上と言われ、検索順位においてのハンデとなることが明言されています。年齢層が低い、スマホを多用する利用者がメインのサイトでは致命的とも言える要素になっています。サイトが会社にとって重要なツールと考えるならば、もはや必須の対応と言えます。
2.ワンソース(HTML)による対応
PC用とスマホ用と別々に作成されたサイトもあります。 ワンソースでなく、別々に作成されるには様々な以下のような理由が考えられます。
  • ・PCからの利用者とスマホからの利用者に対して発信する情報の特色がある
  • ・既存サイトがPC用として複雑に作りこまれていて、新たに作り直すことに無理がある
  • ・スキル的に2つに分けてしまった形でないと作成が厳しい
ワンソースで対応することによるメリットして考えられるのが以下のようなことです。
  • ・更新時の手間の軽減、作業漏れの防止
  • ・ドメイン、URLの分散の回避
  • ・Googleが推奨(検索エンジンにとっても都合が良いつくり)しているので、SEOで優位
3.対応の確認
スマホ対応が正しく行えているかを簡易チェックできるツールがGoogleから提供されています。
『モバイルフレンドリーテスト』で検索すると見つかるページでURLを入力すると、実際にスマホでアクセスした際にどう表示されるか、レンダリング(ソースを読み込み画面上に再現)して、スマホ用サイトとして問題が無いかをチェックしてくれます。
ただ、サイトのつくりや通信状況により、レンダリングが不完全で判定がブレる場合もあります。エラー要素が表示された場合でも複数回試すと問題ない場合もよくありますので、一度で判断しないようにしましょう。
数年前に予想されていた状況が今は現実となり、スマホでサイトが見られることがスタンダードになっています。対応できていない理由がスキル不足によるものだとしたら、それは努力で解決できる範囲です。早めの解消を目指し、今すぐにでも取り組みましょう。
次回は、PC(Windows10)の不調(ディスク使用率100%問題)についての情報の掲載を予定しています。
(2022/10/11)
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