房総は大山千枚田でも有名な米どころ。
「日本の米づくり百選」に選ばれた千葉県のブランド米を
全国へご紹介しています。
「長狭米」を販売する竹ノ内米店
竹ノ内米店は、先代からの事業で、長狭街道沿いにある鴨川店で創業されました。現在は低温倉庫や精米設備のある富津市山中に本社を移し、店舗販売からレストラン事業等への卸売販売へと事業を拡張し、事業を引き継ぎました。外食産業への販売は、それぞれの料理の内容によって適したお米を選んでご提案しています。たとえば、お寿司には酢飯にして冷めた時でも味が良いものを、洋食にはあっさりとしていて米粒の食感を感じるものを、など店主の方々と相談しながらニーズに合ったお米を納めています。
千葉南房総・加茂川水系沿いの長狭(ながさ)地方は、明治天皇即位の大嘗祭に献上された斎田に選ばれるほど、昔から関東有数の米どころとして知られてきました。
長狭地域とは、北に清澄山系、南に嶺岡山系を望む細長い平野で、その一帯で収穫されるお米を「長狭米」といいます。
その中でも全国的に知られている鴨川の大山千枚田は、嶺岡山地に開かれた棚田で、その独特の粘土質の土壌に緑深い森から湧き出る清らかな水が注ぎ、お米本来の旨味、色艶、歯ごたえを十二分に引き出す、美味しいお米が育つ好条件の整った環境です。春は稲の緑がまぶしく、夏はホタルが飛び交い、秋は稲が頭をたれる黄金の景色がすばらしい大山千枚田は、千葉県指定名勝にもなっています。
お米の博士号「お米マイスター」の資格を取得
お米は収穫された後、農林水産省が定めた玄米の検査規格に基づき等級検査を行います。
等級検査は農産物検査のひとつで、一定量の玄米のなかにきちんと整った形をしている米つぶの割合(整粒歩合)や虫食いの有無、透明感等を検査員が目視で判定し、1等、2等、3等、規格外で格付けされています。竹ノ内米店では、この等級検査を厳しく行い、より良いお米を適正にご購入いただけるように心がけています。
また、竹ノ内米店では更に「お米の食味」を中心とした特性を理解して、より良い商品をご提供するために、「お米マイスター」の資格取得を行っています。
お米はその年の天候、品種、産地、また作付けの斜面が変わると味が変わります。そして、育て方によっても違いが出ます。同じ年の同じ品種でも違いが出てしまうものです。品種や精米方法、ブレンドによっても、味や香り、食感、適した調理法、合う料理なども様々です。
そこで、日本米穀小売商業組合連合会が主宰する、お米に関する専門職経験がある人のみに受験資格がある、いわば、お米の博士号とも言える資格「お米マイスター」を取得し、細やかな商品づくりに生かしています。竹ノ内米店の契約農家が丹誠込めて育てたおいしいお米を、「五ツ星お米マイスター」が厳選し、消費者の皆様に自信を持ってご提供しています。