ALSOK千葉株式会社 代表取締役社長 黒木重義様におかれましては、2019年12月9日午後3時43分ご逝去されました。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
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綜合警備保障からの転身
私は昭和48年に秋田県の高校を卒業して綜合警備保障株式会社に入社しました。綜合警備保障株式会社は、昭和40年7月に設立され、私が入社した当時で社員は1,000名近くいたと思います。
入社から約5年間は警備の仕事をしていました。当初は都市銀行の立哨警備の仕事から始まり、その間常駐警備、機械警備、保安(万引きをつかまえる)など何でもやらなくてはいけなかったので、一通り警備の仕事を経験しました。
その後営業職になり、渋谷の事業所に勤務。そして名古屋へ転勤して3年間、本社に戻って警備輸送部門、その後都内にある資金センターのセンター長、その後神奈川へと転勤しました。本社に戻った後、仙台の取締役として東北綜合警備株式会社へ出向(秋田、山形、宮城、岩手、福島担当)、兵庫の支社長で神戸へ、その後第九地域本部長(山口県、九州・沖縄全域担当)として九州へ転勤しました。また本社に戻り執行役員となって営業推進・地域支援担当、執行役員第五地域本部長(千葉、埼玉、栃木、茨城担当)、そして現在ALSOK千葉社長を務めさせていただいています。北海道を除き全国を担当しましたが、今思うと単身赴任することが多い地域でしたが、どこに行っても食べ物もおいしく「住めば都で」過ごしていました。現在は八王子の自宅から電車で通勤しています。
ALSOK千葉で
綜合警備保障株式会社のグループ企業は、その業務内容によって分かれています。千葉県内では、銀行など現金の輸送など警備輸送を行う綜合警備保障株式会社の警送千葉支社、機械警備を行う4つの支社(千葉、船橋、柏、成田)、そして常駐警備を行うALSOK千葉株式会社と6つの組織があります。私が社長を務めるALSOK千葉は、現在ある綜合警備保障株式会社の70社位あるグループ会社の中で8番目に設立された会社です。
千葉県内の警備業の仕事で多いのは、工事現場などでよくある交通誘導ですが、ALSOK千葉㈱の主たる業務は、ビルの防災センターなどで24時間365日常駐する常駐警備業務です。県内の契約先はビルの常駐警備業務では、南は木更津市の「海ほたる」、東は銚子市の千葉科学大学までの地域を網羅していますが、現在は都内の一部にも業務を拡大しています。
その他にイベントなどの臨時警備業務も実施しており、なかでも最大のものは、初詣客数が全国第2位の大本山成田山新勝寺の迎春警備です。この仕事は1979年から40年余り続いています。迎春警備は本社管理要員を含めた社員総出の仕事で私自身も大晦日から元旦にかけて警備の第一線で陣頭指揮を執っています。また、県内にはゴルフ場が多い関係でゴルフトーナメント会場のクラブハウスにおける出入監視業務、ギャラリー駐車場における車両誘導業務も20年以上に亘って実施しています。また、臨時警備では各種国際会議等における会場警戒業務も実施しています
その他にも警察署単位で委託される放置車両事務確認業務や、個人宅の夜間警戒業なども長期間に亘り実施しています。