農家はサラリーマンのように週休２日どころかほとんど休みが無く、毎日12時間も働くような環境で、子供たちとゆっくり話している時間もありません。それを改善していかないと跡を継いでくれる事が難しい環境です。それをどうしたら改善できるかと試行錯誤して思いついたのが鉢植え栽培でした。
　野菜作りに興味のある人が家庭菜園を始めても、野菜がうまく育たないという事に着目しました。
　私達プロの農家は土作りと苗作りは得意です。それなら育てた苗を鉢植えにしてあげれば、誰でも簡単に野菜を栽培することができるようになります。
　鉢植え野菜の販売が拡大すれば、当然我々だけでは供給が間に合いません。そこで、地元の農家さんにも協力してもらう事で少しでも地元の農家さんが潤って欲しいと思っています。鉢植え栽培をすれば、作業位置も高くなり坪効率も高くなる。鉢植え栽培が普及する事が農業の新たな可能性として地元に貢献できるのではないかと思っています。