夢はインターネットで誰でも
気軽に中古車や部品が
買えるようにする事
会社では社長が販売先の現地に赴いたり、電話で商談をしています。一方、私はオークションを中心に仕入れを担当する事と、輸出のための分解・積み込みという役割分担で動いています。
しかし、これからは人が動いて顧客の開拓や販売をするにはそれなりの費用もかかり、手間も限界があるので、私はインターネットを介して新しいお客様との出会いを増やすと共に、お客様が来社してくださるような取り組みを考えています。
海外には新車は買えなくても中古車なら買えるという人達もたくさんいるので、日本製の中古車や部品は海外では価格も安く性能が高いという評価を得ています。インターネットを使って世界に発信していく事で、新しいお客様の開拓を拡げていこうと考えています。
現実には日本の中古車や中古部品は、まだまだ使えるのに廃棄処分になってしまっている物が多く、一方でお客様は来日するのは困難な方もたくさんいらっしゃるので、一般のネットショッピングの様に誰もが気軽に買える仕組みづくりにもチャレンジしたいと思っています。そうなれば、当社が取り扱っている事業用途の車両だけでなく、乗用車の取扱いの量も広がっていくと考えています。
また、個人的に考えているのは、創業の地の岩手県一関市花泉町を活性化していく事です。花泉町は近くに空港はないし、新幹線が止まる「一ノ関駅」からもだいぶ離れ、港もなく近くに国道も通っていないため大手企業が進出するロケーションではありません。周りは「田んぼ」ばかりで、人口がどんどん減って、土地の値段も下がっているようです。
でも、この場所は東北国際貿易の創業の地であり、私が小学校4年生から思春期を過ごした大好きな第二の故郷です。まだ具体的なアイデアは思いついていませんが、「町おこし」に協力してくれる会社があれば一緒に何かをしたいし、個人で出来るアイデアが浮かべば、大好きなこの場所を何とか活性化していきたいと思っています。もちろん、今お世話になっている千葉にも何か貢献できればとも思っています。
トラックの荷台が作業用品の倉庫になっている。
消防車もそのまま輸出される。